ピアノの効果④

今回の「ピアノの効果」は、フジテレビの「ホンマでっか!?TV」という番組のレギュラーで話題の脳科学者澤口俊之さんの「子供の脳をいかに育むか ~ピアノが脳に良い理由とは~」というお話。

 

澤口さんは、人間性知能 HQ (Humanity Quotient)の研究で有名です。HQ には、「未来志向的行動力」「社会関係力」という大きな要素(能力)が含まれます。「未来志向的行動力」には、主体性、独創性、やる気、集中力、好奇心、探究心などが含まれ、「社会関係力」には、対人能力、交渉能力、意思伝達力などが含まれます。HQ と社会生活の関係については、いくつか独自の調査結果を示していました。例えば、入社直後の社員と、入社2年目の社員で HQ を比べてみると、入社2年目の方が高いのだそうです。これは、1年間会社で訓練されたからではなく、HQ が低い人は、入社1年以内に辞めてしまうことが多いため、このような結果になるそうです。職種別に見ても、一般社員よりも管理職の方が HQ が高く、HQ が高い程、高度な職に就く可能性が高いという調査結果になっていました。私生活でも、HQ が高い人は、5年以内の離婚率が低く、うつ病になる確率も低いそうです。このような結果から、HQ が高い程、経済的に成功し、夫婦仲も良く、長生きして、社会的に成功し幸福になれる可能性が高くなるのだそうです。

次に、HQ とピアノの関係ですが、HQ を伸ばすのにダントツで効果を発揮するのが、ピアノのレッスンなのだそうです。両手の指を細かく動かし、少し前の音を保ちながら、その先の音を先読みし、その記憶を適切に出力(演奏)する訓練は、HQ の基礎能力をかなり使うことになりますし、状況に応じて演奏を変化させることで、独創性や創造性の発達にも有効と説明していました。このような事をあまり意識しないでピアノを弾いていますが、脳には相当良い刺激になっているようです。また、前頭前野だけでなく、ピアノの練習を続けることで、右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)も太くなり、記憶力をつかさどる海馬も発達することが確認されているそうです。

 

ピアノのレッスンを通して、ピアノや音楽をより楽しめるだけではなく、社会で生きていくための様々な能力を伸ばすことにもなり、生徒さん方が将来幸福に暮らせるという脳科学の研究結果は、ピアノに携わる我々スタッフ一同にも、大変励みになるものでした。

 

「子どもにたくさんの習い事をさせて大丈夫?」 それに対し、脳科学者の澤口俊之先生は・・・ 

~脳科学者  澤口俊之さん~ 

「習い事はピアノだけで十分です」 というお応えをされたのです。
澤口先生は…「ピアノ」は様々な力が一度に身に付く!!
 指先を使う事で脳が活性化
 音楽を通じて感受性を育む
楽譜を読む事で先読みの能力と暗記力が身に付く

 

 

 更にキレない子どもに育てる方法として、ピアノを習わせるのが良いという説もお話されていました。